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医疗を志す君たちへ

Admission

医疗を志す君たちへ

本学科が求める人材

 本学科に入学するためには、膨大な知识を身に付けなければならず、结果として高い偏差値が要求されることになります。しかし、もっとも大事なのは、医学に兴味があり、将来、医疗に携わることについて明确な目的意识を持っていることです。そして、他人の考えを受け入れる余地があることです。学生诸君はまだ若いので、人间として未熟であってもそれは问题ではないのですが、大切なことは、コミュニケーション能力を持つことです。研修医が医疗现场で遭遇するトラブルのほとんどは、コメディカルスタッフや患者さんとのコミュニケーション不足が原因といわれています。チーム医疗が大前提となる现代では、十分なコミュニケーション能力がなければ良い医疗人になることはできません。欲望や衝动を抑制し、自分とは违う他人の考えを受容する度量が必要とされています。これらは「人としての素养」という态度レベルの资质です。

カリキュラムの特长

 本学科のカリキュラムは、未熟な自分を直视し、何が求められているのか考えるきっかけになる「気づき」を与える场です。1年生の「早期体験学习」は、老健施设や障害者施设でのケア体験です。ハンディキャップがあるなど弱い立场に置かれている人たちの心に触れるとともに、ケアワーカーの方々の仕事を観察することから多くのことが学べるでしょう。2年生の「外来患者体験実习」では、信大病院に来院される外来患者さんに付き添い、患者目线で诊察の流れを把握します。このように、临床実习が始まる4?5年生になる前にさまざまな局面から医疗现场を体験することで、医学科生は「気づき」に遭遇できるのです。また、将来の医学研究の础となる「研究の芽」の养成も大切なことです。

 いま临床実习は、见学型から诊疗参加型へと大きな変化を迎えています。本学科でも2014年度から临床実习数が増えたとともに、実习生は3~4人からなるチームの一员として临床现场に参加します。5年生后期には「150通りの选択肢からなる参加型临床実习」と题して、県下の病院に协力いただき、6ヶ月6コース、1诊疗1人ずつ学生自らが选択できる実践的な临床実习を行います。より実际の医疗现场に近い実习が増えるということは、责任も大きくなるということですので、进级判定は必然的に厳しくなります。现状で、临床実习前の学力総合试験である颁叠罢で落第する学生が少なくはありません。このことは肝に铭じておいてください。

学ぶうえで大切なこと

 医学科に合格するための受験勉强法と、医学科に入ってから身に付けなければならない勉强法は大きく异なります。医学科では学ぶべき知识の量が多いため、知识を学ぶ前提となる考え方を身につけることがより重要です。つまり、多岐にわたる知识を前に、脉络を持ってこれを理解することです。よく土を耕しておかないと、その上にいくら水をまいても土に吸収されることなく流れていってしまうように、学び方の基础ができていないと、医学科で学ぶことになる膨大な知识を身につけることはできないでしょう。

 信州大学医学部は、地域の医疗机関のご厚意とご协力から充実した临床実习が可能になっております。そのため、高度な医疗技术に触れる机会も多く、また、地方大学としては类をみない総合大学としての规模を夸っています。「松本の地において国际的レベルの医学知识を学び、世界に通用する医疗技术を身に付ける」という自负とともに、充実した学生生活を送れるものと信じています。夸り高い医疗人となり、社会に贡献したいと强く愿う优秀な若者の入学を期待しています。

医学科长 奥山 隆平  医学科長の写真

 
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