西澤 公美

西澤 公美
教员氏名 西澤 公美
职名 教授
所属 理学疗法学専攻
経歴 2009年信州大学医学部保健学科着任
2017年信州大学医学系研究科保健学専攻博士後期課程修了 研究分野は、神経筋疾患を対象とした評価指標の研究や運動学習

不治の病ではなくなりつつある医疗の现実
理学疗法士のデータが求められている

 私の専門領域は小児の理学療法です。臨床では神経難病(筋ジストロフィー等) など遺伝性の疾患を持つお子さんに関わることが多いです。近年、筋ジストロフィーの医療の進歩は目覚ましく、次々と新しい薬が開発されています。それらの 薬の効果を測るとき指標のひとつとなるのが理学療法士が提供する運動機能評価です。この評価は時に国際的に実施される機会があるので、どこの国でも正確で 簡単に実施できる評価が求められていますがそれが難しいのが現状です。そこで私は、正確で?簡単で?苦しくない評価法を考案し、さらにはいかに身体機能を 良くできるかを目指して、活動量計を用いた評価や、補装具による下肢の機能維持に関する研究を行っています。
活動量計.JPG
服薬前后での活动量计の経过を示したグラフ服薬后は歩数?运动エネルギー量とも増加している

研究から広がる未来
筋ジストロフィーは、今や新しい治疗法がさかんに开発されており、私が学生の顷に学んだ常识は既に崩されつつあります。しかし、筋ジストロフィーのお子さんに対する理学疗法は、残念ながらあまり进歩がありません。その理由はエビデンスが少ないからです。だからこそ私たちがひとつひとつ积み重ねる研究成果は、现在进行形の医疗の発展に间违いなく一役买うことができるのです。
測定中.JPG
患者さんの足の硬さを测定中

卒业后の未来像
本本専攻で学んだ知识は、小児科のある全国の病院、または小児専门病院?施设などで活かすことができます。また、疗育センターなど福祉施设に就职している理学疗法士もいます。全体的には少数派の小児领域ですが、活跃する场は増えてきています。
歩行評価.JPG
患者さんの歩行评価を実施中